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CSUN 2002 レポート第3回

最終更新日2002年5月1日
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アイ・クリエイツレポート #4

CSUN 第17回 「テクノロジーと障害者」
Technology and Persons with Disabilities
代表取締役 羽川 和男
取締役 羽川 順子
  1. 大型ショッピングセンター視察
  2. LA6日目(3月23日土曜日)
  3. 成田到着(3月24日日曜日)
  4. まとめ

11.大型ショッピングセンター視察

JTBのツアーバスをチャーターしてもらい、サウスコートショッピングセンターに視察に行きました。ここは日本のショッピングセンターとはまるでイメージが違い、とにかく広くてお店がたくさんあります。ユニバーサルデザインを調査しに行きましたので、少しだけ考察を。

写真:歩行者用信号の手が赤く光ってストップを表現している。ここでは、いくつもの低層のビルに分かれており家具は角のビル、ブランド物の化粧品やバッグなど向かいのビルという具合なので、外に出て道路を渡らなければならないこともあります。そこで気がついたのが信号でした。「進め」は青で歩く人のマークですが、「止まれ」は赤い手のひらのマークでした。日本では歩いているか止まっているかの違いはありますが、同じ「人」のマークです。LAでは「人」と「手」のマークというあきらかに違うデザインなので、より分かりやすいのではないかと感じました。

とても広いということで、特に何を買うか決めていなかった私たちは、どのお店がどこにあるのか今自分たちがどこにいるのか、案内の看板をまず探すはめになりましたが、なかなか見つからず、それだけで随分歩き回ることになりました。このあたりちょっと不親切かも知れません。

かなり迷いながらのショッピングでしたが、何とか欲しい物は見つけられたので、一応満足のいく買い物ができました。お店の人たちも皆親切でした。広いショッピングセンターに行くときは、何を買いたいのかよく考えて、お店の場所も調べて出かけたほうがいいようです。

12.LA6日目(3月23日土曜日)

ようやくLAにも慣れた頃に、帰国の日がやってきました。例によってセキュリティチェックが厳しいのと、LAから日本に帰る日本人が多いということで、朝早めに集合して空港に向かいました。

空港は行きにも増して厳重な警戒態勢で、本当に見かけ通りの機器なのかを調べるためでしょうか、手荷物内の電子機器はすべて取り出して動作の確認を指示されたようです。私は、靴を脱ぐように言われてびっくりしましたが、少し前に靴に爆弾をしかけていたという事件があったので仕方のないこととあきらめて差し出しました。もちろん何も不審な物は持っていなかったのですが、靴だけでなく化粧道具の尖ったペンシルやファンデーションの粉まで鋭い視線で調べられ、ドキドキしてしまいました。でも、逆に考えるとこれくらい念入りに調べてもらわないと、安心して飛行機には乗れないかもしれません。

13.成田到着(3月24日日曜日)

まる一週間ぶりの日本です。帰りの飛行機の中では、行きと違って無事終わったという安心感があったのか熟睡できましたので、時差ぼけにならなくて済んだようです。

成田空港につくと、まず自分のスーツケースがレーンに出てくるまでだいぶ待たなくてはなりませんが、障害者のかたたちの荷物は最優先の札をつけられて、真っ先に出てきました。スチュワーデスさんたちも、自分の機に乗っている障害者のかたたちをよく把握している様子で、細かな配慮がなされていることを感じました。

14.まとめ

初めて参加したCSUNの会議でしたが、ツアーでの移動中も含めてたくさんのバリアフリー体験をさせていただきました。ツアーのメンバーに障害者のかたたちがいらっしゃったので、一緒に行動することで今まで知らなかったことがたくさんあったことに気がつかされました。同時に普段の生活にも、例えば学校生活などでも障害のある子どもたちが、障害のない子どもたちと同じクラスで学ぶことで、小さいうちからバリアフリーな、あるいはユニバーサルデザイン的な視点を育てていくことにつながるだろうと思いました。その点、今の学校はノーマライゼーションの考え方が取り入れられ、車椅子の子どもや知的障害の子どもが一緒のクラスに所属していますので、私たちの子どもの頃よりもずっと進んでいます。今の子どもたちが大人になる頃には、日本のバリアフリー事情はとても進んでいるのではないかと期待されます。

とは言っても、現在の状況を改革していくのは、私たちの世代にかかっている訳で、同じ目的意識をもった人たちがつながりを持って進めていかなければなりません。今回のツアーのしめくくりとして、ロスアンジェルスでの最後の夜に、ツアーの皆さんを中心とした親睦会があり、障害者とITに関わるたくさんの人たちと交流を図ることができました。更に、アイ・クリエイツを知ってもらう良い機会を与えてもらうことにもなりました。日本に帰ってからもこの仲間たちと情報交換をしながら、頑張っていこうという太い絆を作れたと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。(J)

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